中学数学:相対度数の確率と一般的確率の違い

こんにちは。相城です。今回は相対度数の確率と一般的な確率の違いについて書いておきます。

経験による確率

相対度数の確率というものは経験(試行結果)に基づくもので、例えば1個のさいころを60回投げたとして, そのとき1の目が11回出たなら確率は\dfrac{11}{60}となるわけです。相対度数で表すと11\div60\fallingdotseq0.183になります。さらに投げて, 100回投げて1の目が17回出たなら確率は\dfrac{17}{100}(相対度数0.17)となるわけです。このように相対度数による確率は, 試行回数と結果によって決まります。したがって相対度数による確率は可変的ともいえます。

理論による確率

しかし, 一般的な確率というものは理論値を出すわけで, どの目が出ることも同様に確からしいので, 1個のさいころを投げて, 1の目が出る確率は\dfrac16となり, これは投げる前に1が出たからといって, 次に1が出にくいというものではなく何度投げても変わらない普遍的なものです。ちなみに, 1から6すべて目の出る確率は確率は\dfrac16です。

このように相対度数による確率は経験によって決まるので, 可変的であるのに対し, 一般的な確率は理論的であり, 不変的ともいえます。間違ってたらご指摘を。それではまた。

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