中学数学:不等号のお話

こんにちは。不等号に関するお話です。細かいことなので、不要と判断した方は別にそれでいいんじゃないでしょうか。

不等号のお話1

中1のときに数の大小関係を表す問題で、
2, -3, 6の大小関係を不等号を使って表しなさい。という問題があり、
2>-3<6と答えてよく間違った経験はあるかもしれません。
これのどこが間違いかというと、結局この答えの書き方では3つの数字を比べたことにならないからなんです。 何故かというと、2-3の間の不等号は2-3しか比べてません。 もちろん-36の間の不等号も-36を比べた結果です。 つまり、2と6は比べていないことになります。ですから、小さい順に並べて(小さい順に並べた時点で3つの数字を比べています。)、次のように書いて正解を得るのです。-3<2<6・・・(答)
大きい順に並べて6>2>-3でも正解はくれますが、数直線も左が小さく右が大きい、変域を見ても左が小さく右が大きい。ですから、小さい順に並べて不等号を書いたほうが
数学に対して優しい答えになりますよ?

不等号のお話2

いきなりですが、1\leqq5は正しいですか?
実はこれ正しいのです。これはあくまでお話ですので、
テストなどでは1<5としたほうが正解にしていただけるとは思います。
Wikipediaにも載っていますが、1\leqq5の意味は右辺は左辺と等しいいか大きければ、この不等式は成立します。ですから、実は正しいのです。実際、高校生になって、二次関数の場合分けを行うときが来ます。軸の場合分けにおいて、各参考書によって不等号に等号が付いたり付かなかったりで、どれが正しいのかよくわからないときがあるかもしれません。
実は全部正しいのです。
参考書A
1<x\leqq2, 2<x\leqq5
参考書B
1\leqq x \leqq2, 2\leqq x \leqq5
等号をどれに付けて、どれに付けないか迷ったなら全部付けてしまえばよいんです。
そう僕は教えていただきました。
等号をどうするかは趣味らしいです。
中学生はそんな荒業やめてくださいね。失敗のもとになりますよ?
面白いでしょ。

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